今回は、伊勢神宮にある倭姫宮をご紹介します。内宮や外宮や別宮は、長い歴史が刻まれていますが、倭姫宮は大正になってから作られ、伊勢神宮の中では例外的な神社です。倭姫宮の周りには、伊勢神宮徴古館や農業館や美術館もあって、緑豊かな空間が広がっているので、時間がある人は、参拝してみては。
スポンサードリンク倭姫宮のご紹介
倭姫宮へ
倭姫宮は、倉田山にあります。車の人は、無料駐車場があるので、便利ですよ。自分は外宮から内宮まで歩いて出かけたのですが、電車の方は五十鈴川駅から徒歩10分程度となっています。
鳥居をくぐると、階段になっていて、参道が続いています。内宮と外宮は参拝客で混雑していますが、倭姫宮は、ほとんど参拝客もいなくて、とても落ち着いた雰囲気です。
手水舎
手水舎です。岩から水が溢れています。ここで、手と口を清めてくださいね。
宿衛屋
御朱印を集めている人は、こちらの宿衛屋で頂けます。御朱印を頂くには、300円納める必要があります。
倭姫宮
倭姫宮の神社となっています。倭姫宮は、安定して神事を行うことができる場所を探して、巡幸を行い、最終的に、伊勢の地にたどり着いたとのことです。天照大神を伊勢に導いた神様ですが、倭姫宮をお祀りする神社はなかったのですが、人々に請われて、大正になって創立されたとのことです。
倭姫宮の由来と沿革
倭姫命は、第11代垂仁天皇の皇女です。第10代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の後を継いで「御杖代」として皇大御神に奉仕され、皇大御神を戴いて大和国をお発ちになり、伊賀、近江、美濃等の諸国を経て伊勢の国に入られて、ご神慮によって現在の地に皇大神宮をご創建されました。『皇太神宮儀式帳』には、皇女豊鍬入姫命、倭姫命のご巡行の記録があり、14ヶ所のゆかりの地があげられています。
倭姫命は皇大神宮ご鎮座ののち、神嘗祭をはじめとする年中の祭りを定め、神田並びに各種ご料品を奉る神領を選定し、禰宜、大物忌以下の奉仕者の職掌を定め、斎戒や祓の法を示し、神宮所属の宮社を定められるなど、神宮の祭祀と経営の基盤を確立されました。
倭姫命から後、代々の天皇は未婚の皇女を伊勢に遣わして皇大御神に奉仕させられましたが、このお方を斎王と申し上げます。
このように大きなご功績をお示しになられた命の御徳をお慕いして、大正の初年から神宮司庁と宇治山田市(現在の伊勢市)が命をまつるお宮の創立を請願し、大正10年1月4日、皇大神宮別宮として当宮のご創立が許可され、同12年11月5日にご鎮座祭が執り行われました。
神宮には、別宮・摂社・末社・所管社の諸宮社があり、ご由緒は古く、奈良時代以前に遡るものが多いのですが、当宮はこのようなご事情により創立が極めて新しいのです。
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Ken
男性 / 40代 / 東京都 / おでかけ達人:一人旅