今回は、沖縄の戦場に向けて、特攻隊が飛び立った知覧飛行場の跡地に造られた『知覧特攻平和会館』をご紹介します。
特攻で亡くなった方の遺書や遺品や、特攻で使われた戦闘機などが展示されています。第二次世界大戦で特攻で亡くなった方の想いや、平和な現在の有り難さを胸に刻むためにも、是非、鹿児島方面に旅行する機会があれば、立ち寄ることをオススメします。
スポンサードリンク知覧特攻平和会館のご紹介
知覧特攻平和会館へ
知覧特攻平和会館は、電車の駅は近くにはないので、車で行くのが便利です。知覧平和公園の中に、特攻平和会館があります。
案内図
知覧特攻平和会館の案内図です。特攻で使われた飛行機や、特攻隊員の遺書・遺品などが中心に展示されています。涙無くしては見られない展示ばかりです。なお、館内は写真撮影禁止となっているので、公式HPなど他のサイトの写真を使って紹介します。
フッペルのピアノ
http://blog.livedoor.jp/double222/archives/51928942.html
入口を入るとロビーになっていて、右側にピアノが展示されています。こちらのピアノは、『月光の曲』という映画で描かれているピアノで、フッペルのピアノというドイツ製で日本に数台しかないと言われている高価のピアノが、知覧近くの鳥栖国民学校にありました。音楽学校出身の特攻隊員が出撃の前に、演奏会をしたいということで、『月光の曲』を弾いたと言われています。こちらのピアノは、日本に数台しかないフッペルのピアのを所有していた濱口氏が寄贈したものだそうです。
零式戦闘機展示室
ボロボロな姿のゼロ戦が展示されています。こちらのゼロ戦は、鹿児島県の手打湾近くに沈んでいるゼロ戦を引き上げたものとのことで、操縦席より後ろが亡くなっています。
震洋展示室
ゼロ戦などの飛行機の特攻以外にも様々な特攻兵器が存在してましたが、ベニア板で出来たボートに爆弾を積んだ震洋という特攻兵器も展示されています。
四式戦闘機『疾風』
疾風は、特攻機の直掩・誘導や遊撃にあっただけでなく、特攻機としても使用されました。知覧からは4機が出撃し、2機未帰還となっているそうです。こちらの疾風は、フィリピンでアメリカ軍が摂取した後に、アメリカの私設航空博物館で展示されていたものが、日本に里帰りし、現在、知覧特攻平和資料館で展示されているとのことです。
中央展示室
中央展示室には、特攻隊員で亡くなられた方の遺影や遺品や遺書などが展示されています。20代前半の隊員たちが特攻に臨む気持ちを慮ると、とても涙なしでは見られない場所ですよ。ちなみに、こちらの戦闘機は屋外の隼と同様に、映画で使われたレプリカとなっています。
次のページでは、平和館の周辺の特攻関連の見どころをご紹介します。
Ken
男性 / 40代 / 東京都 / おでかけ達人:一人旅