今回は、西郷隆盛が敬愛した28代藩主の島津斉彬公が御祭神である照国神社をご紹介します。
名君としての評判の高い斉彬でしたが、藩主になって7年で死んでしまう悲しい歴史の人物です。斉彬の遺志を継いで、西郷隆盛や大久保利通が明治維新に突き進んだ原動力となった神様を祀ってみては。
スポンサードリンク照国神社のご紹介
鳥居
照国通りの先に、照国神社があります。大きな鳥居がお出迎えしてくれます。
御祭神
照国神社で祀っている神(御祭神)は、薩摩藩28代藩主の島津斉彬公です。西郷隆盛が敬愛していた藩主で、西洋列強の進出に備えて、富国強兵・殖産興業を図るとともに、日本をひとつの体制にまとめることを画策していましたが、藩主になって7年で亡くなってしまい、その意志を継いだ西郷隆盛や大久保利通らが明治維新を成し遂げました。死後、照国大明神の神号が贈られ、1986年に照国神社が創建されたとのことです。
年間祭典
斎鶴
境内の正面にあるき『イヌマキ』の木です。鶴が翼を広げたように姿になっていることから、『斎鶴』という名前が付けられたそうです。
日の丸制定の由来
日の丸は、島津斉彬が初めて掲げたものが、明治になって、国旗となりました。最初に掲げられたのは、幕末に薩摩藩が建造した洋式軍艦『昇平丸』を、江戸幕府に献上する為に航海する際に、日の丸を掲げた時とのことです。日の丸制定の由来が書かれた石碑と、国旗掲揚台があります。
島津斉彬が日の丸について語った内容
日の丸の旗は日本(ひのもと)を日本(にっぽん)といひ且日出づる國と唱ふに相應(ふさわ)し又天照大神の岩戸を出でられしよりこの日本(にっぽん)は開け始めし國なれば夫等(それら)の故事をも考えて発案したものだ
手水舎
手水舎です。島津家の家紋である丸十字(丸の中に十字が描かれたもの)が彫られていますよ。手水舎だけでなく、境内のいろんな場所で見ることが出来ますよ。
絵馬
手水舎の横には、絵馬が置かれています。
照国記念館
照国資料館です。島津斉彬のゆかりの品々が展示されており、西洋列強の情報を収集し、富国強兵・殖産興業を目指していた様子がわかる内容になってます。入場料は無料ですので、時間がある方は、立ち寄ってみては。
神門
階段を登り神門をくぐると、拝殿があります。
拝殿
照国神社は、第二次世界大戦の際に空襲によって焼失してしまいましたが、拝殿は1958年に再建されたものだそうです。
薩摩藩の歴史展示
拝殿の右側には、明治維新までの薩摩藩(島津家)の歴史が書かれた展示があります。薩摩藩の歴史を手軽に知れる場所ですので、歴史を知っておくと、より鹿児島観光が楽しめるので、オススメです。
授与所
お守りなどが売っている授与所です。島津家の家紋が入っているお守りが特徴的ですね。
御朱印などのインスタグラム
次のページでは、照国神社と一緒に見たい近場のオススメスポットをご紹介します。
Ken
男性 / 40代 / 東京都 / おでかけ達人:一人旅