今回は、クイーンの塔の愛称で有名な横浜税関をご紹介します。イスラム風のモスクのような塔が特徴的な建物で、横浜市認定歴史建造物に指定されています。 また、無料で見学できる横浜税関資料展示室(クイーンの広場)もあるので、横浜の歴史や税関について勉強できますよ・ 昼に見ても荘厳で素敵ですが、夜にはライトアップされて、別の顔を見せてくれますよ。周りには、横浜県庁(キングの塔)や横浜開港記念会館(ジャックの塔)があるので、横浜三塔を見学してみては。
スポンサードリンク横浜税関(クイーンの塔)のご紹介
アクセス
横浜税関は、象の鼻パークの隣にあります。ゾウの鼻テラスが横浜開港の一番最初に作られた波止場なので、横浜税関は海外との貿易に密接に関係してきたことがわかりますね。
ちなみに、横浜税関の対面には、キングの塔の愛称で知られる神奈川県庁の建物がありますよ。
横浜県庁の奥には、ジャックの塔の愛称で知られる横浜開港記念会館があります。この3つの建物を合わせて横浜三塔と呼ばれるているので、3つとも見学してみては。
外観
イスラムのモスクのような塔が特徴的な建物です。なお、塔の上部は緑青色になっていますが、銅板で出来ており、元々は、赤銅色だったものが、時の流れとともに変色していったそうです。
壁は、赤れんがではなく、ベージュサンドタイルを使用しています。
海岸通りの正面玄関側を撮影した写真です。
正面玄関は、三連のアーチ状になっています。アーチを支える円柱はインド古代建築風、アーチ周りの装飾はムーリッシュ風、ねじれ柱はクラシック系と、国際貿易にちなんで、色んなエリアの建築様式を融合した建物になっているそうです。
歴史
現在の横浜税関の建物は、三代目の庁舎になっています。初代庁舎は、現在の神奈川県庁の場所に作られており、1873年~1883年まで使われた後、神奈川県に譲渡されました。二代目は現在の場所に作られましたが、関東大震災によって焼失し、現在の三代目庁舎は1934年に創建し、2001~2003年にリニューアル改装されたものです。
横浜税関は、5階建ての鉄筋鉄骨コンクリート造りの建物で、塔の高さは51.46mもあります。 設計は大蔵省営繕管財局(下元連、吉武東里)で、施工は戸田組(戸田建設)となっています。 なお、戦後、GHQが接収し、GHQ本部として使用されていた時期もあるため、旧税関長室はマッカーサー元帥が使用していたと言われています。
横浜税関資料展示室
横浜税関の全部は見ることはできませんが、横浜税関資料展示室は、無料で入ることができますよ。
資料室では、横浜税関の建物や歴史について勉強することができます。
横浜税関の歴史以外にも、偽ブランドなど税関でチェックしている物が展示されています。他にも、ワシントン条約の動物や麻薬などが展示されていますよ。
税関ならではの展示で、昔の旧紙幣や軍票なども展示されています。
他の場所では見られない案内ですが、終戦時の引揚者が横浜税関に預けた紙幣などの返還の案内が書かれていました。歴史を感じますね。 次のページでは、インスタグラムの写真をご紹介します。
Ken
男性 / 40代 / 東京都 / おでかけ達人無料で横浜の歴史を感じられる!
:一人旅